今年のカフォスカリ短編映画祭において特集が企画され特別ゲストとして初来伊される三島有紀子監督。イタリア3都市での関連上映会ツアーの一環として、三島監督最新作の短編映画『よろこびのうた Ode to joy』、長編『Red』『幼な子われらに生まれ』を2日に渡り当館講堂にて上映します(視聴無料、日本語音声・イタリア語及び英語字幕付き)。
5月11日(火) の上映会では、三島監督及びマリア・ロベルタ・ノヴィエッリ氏(ヴェネツィア大学カ・フォスカリ准教授、カフォスカリ短編映画祭芸術監督) に当館にお越しいただき、作品上映後に対談トーク及び質疑応答を行います(11日のみオンライン(Eventbrite) 要事前予約)。
共催:

期間: 2022年5月11日(水)、12日(木) 各日17:00より上映開始
会場: 当館講堂
入場無料 ※ 11日のみオンライン(Eventbrite) にて要事前予約
上映作品

5月11日(水) 及び12日(木) 17:00~
よろこびのうた Ode to joy
三島有紀子 監督
2021年/10分
(イタリア語・英語字幕)
ポスティングのパートと年金で、ひとり細々と生きる75歳の冬海。ある日、海での散歩の途中、東北弁を話す優しい青年・歩と出会い、とある仕事に誘われる。もし100歳まで死ななかったらあと25年・・・生活の不安、ちょっとした贅沢をしたいという小さな欲望。怪しいと理解しつつも報酬に惹かれ、引き受けることに決める冬海。お金と安心を得るため、二人は背徳的な仕事へと車を走らせる。(引用元: ソニー・ピクチャーズ公式サイト)
©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved.

5月12日(木) 17:15~
Red
三島有紀子 監督
2020年/123分/R15+
(イタリア語・英語字幕)
平凡な結婚、可愛い娘、”何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりに昔の恋人・鞍田秋彦に再会をする。「君は、変わってないな――」鞍田は、塔子の気づかなかった心の隙間に悪魔のように入り込んでくる。そして運命は予想もしない方向へ走り出す――。(引用: 日活公式サイト)
© 2020「Red」製作委員会

5月11日(木) 17:15~
幼な子われらに生まれ
三島有紀子 監督
2017年/127分
(イタリア語・英語字幕)
バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言―「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが……。
© 2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会