『光』(2017) が第70回カンヌ映画祭のエキュメニカル審査員賞を受賞、2021年には「ユネスコ親善大使」にも就任した河瀨直美監督。
第73回カンヌ映画祭のオフィシャルセレクションに選出され、イタリア全国にて先月商業公開が行われたばかりの河瀨直美監督作品『朝が来る』(2020年)を当館講堂にて上映するとともに、同監督とのオンラインライブトーク及び専門家による講演会を行います。
視聴無料、日本語音声・イタリア語字幕付きです。
共催:

写真: © 2020「朝が来る」Film Partners
日時: 2022年2月10日(木) 10:00~14:00
会場: 当館講堂
入場無料(定員46席)、オンライン(Eventbrite) にて要事前予約
作品情報:
朝が来る
河瀨直美 監督
2020年/139分
あらすじ
一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和と佐都子の夫婦は「特別養子縁組」という制度を知り、男の子を迎え入れる。それから6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。ところが突然、朝斗の産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。当時14歳だったひかりとは一度だけ会ったが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女だった。渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか──?
世界で高い評価を受け、カンヌ国際映画祭では欠かせない存在となった河瀨直美監督の待望の最新作は、直木賞・本屋大賞受賞のベストセラー作家・辻村深月によるヒューマンミステリーの映画化。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描く。永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら実力派俳優が、人間の真実に踏み込む演技で圧倒する。血の繋がりか、魂の繋がりか──現代の日本社会が抱える問題を深く掘り下げ、家族とは何かに迫り、それでも最後に希望の光を届ける感動のヒューマンドラマが誕生。
(引用元: 映画『朝が来る』公式サイト: http://asagakuru-movie.jp/)

